桜始開(さくらはじめてひらく)
桜始開(さくらはじめてひらく)3月25~29日頃で、桜の花が咲き始める頃となっています。お花見の季節の到来です。
和歌山では桜の開花も始まり、和歌山城の桜は、五分咲き3月28日、満開3月29日、桜吹雪4月3日と予想されています。
で、桜の季節の一首を
「花の色は うつりにけりな いたづらにわが身世にふる ながめせしまに」
現代語訳
「桜の花の色は、むなしく衰え色あせてしまった、春の長雨が降っている間に。ちょうど私の美貌が衰えたように、恋や世間のもろもろのことに思い悩んでいるうちに。」
作者は、言わずと知れた、絶世の美女と言われて、世界3代美女の一人ですね。
平安初期の女流歌人です。非常によく知られた歌で、色あせた桜に、自分の老いた姿を重ねています。
「能」の世界でも、老いて死んだ小野小町が、荒れ野原でドクロとなり、現世に未練を残した幽霊として登場するそうでうす。それほどこの歌が与えた影響は大きいようです。誰もが心に思っている「若かった頃にやり残したことへの後悔の念」をこの歌が表現しているようです。時は、平等に流れます。若い人も相応の方も、悔いのない人生を歩めるように、今からでもやり残したと思うことはすぐに始めましょう!
桜の花もあっという間に散って行きます。見逃さないように早く身に行って下さい!
医院に咲いている桜は満開です♪
出生届を出すときの注意点などをご覧ください。